
第0夜|スナックあんずとは
会社でスナックやってます。
スナック、行ったことありますか?
中の様子がうかがい知れない木製のドアを恐る恐る開ける。カランコロンと揺れるドアベル。ママやご常連が怪訝そうな視線がコ・イ・ツ・ダ・レ・ダと突き刺さる。その洗礼に耐え、初回はとりあえずやり過ごす。何度か通ううちに顔を覚えてもらえる。ちゃん付けで呼ばれればこっちのものだ。
ハードル高めですよね、スナック。僕は行ったことありません。居酒屋の一人飲みすらキョロキョロしてしまう僕みたいな人間に、スナックの扉は重すぎます。
でも、ずっと憧れはあり。
普段なら出会えないような諸先輩方の「俺たちの頃は」的なお話が聞けたり、酸いも甘いも知るママに愚痴を聞いてもらえたり。気が向いた時にふらっと寄って、よく知らない人とお酒を酌み交わしつつ話ができる。そんな小さなコミュニティが、SNSとかでなくリアルな場所としてあることは、東京砂漠&デジタル砂漠に生きる私たちにとって、とてもいいことなんじゃないかと。
▲コワーキングスペースがスナックを運営している事例もあるらしい/コワーキングスナックCONTENTZ分室
会社はスナックになり得るか。
そういう意味でいえば会社という場所も、愚痴を言い合ったり、下と上の世代が知見を交換するコミュニティとして、ある程度は機能できると思います(仲が悪くなければ)。でも、僕たちUNZUのような小さい会社が、会社の仲間だけでわーわー言ってると、凝り固まってしまう気もする。
恵まれたことに、UNZUはいろんなフリーの方達とお仕事をさせていただいています。そして、僕が会った方はほんの一部だと思いますが、UNZUメンバーの知り合いには面白い方がたくさんいます。
せっかくそんなご縁が目の前にあるのだから。しかも、DESIGN BASE=ベースキャンプのような場所を目指しているUNZUなので。仕事じゃないときもふらっとフリーの人たちが立ち寄って、スナックのようなバイブスで語ったり愚痴ったり場をつくれないかなーと。
スナックあんず、隔月オープン。
そんな憧れや想いから、株式会社アンズでは、奇数月のどこかの金曜日に、スナック風味の会を開くことにしました。一応、毎回テーマを決めてみます。WEBでは予告やレポートをお伝えしていきます。お時間あるときは、ぜひお越しくださいませ。